FXの損切りルール実践|注文前・保有中・決済後の運用手順
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損切りルールは、何銭下がったら決済するかを一つ決めれば終わりではありません。相場の見立てが崩れる価格、取引数量、許容できる損失額を結び付け、注文前に決めた内容を実際の取引で守れる形にする必要があります。
本記事は「感情に勝つ方法」ではなく、損切りを毎回同じ手順で運用し、決済後に見直す方法を扱います。損切り価格そのものの決め方は、別記事の価格と許容損失額から損切りを設定する手順を先に確認してください。
損切りルールを4つの要素に分ける
1.見立てが崩れる条件
直近の安値・高値、支持・抵抗、経済指標後の値動きなど、エントリー理由が成立しなくなる条件を言葉にします。「含み損がつらくなったら」では判断が毎回変わります。買いなら、なぜその水準を下回ると買いの根拠が弱くなるのか説明できる位置を考えます。
2.エントリー価格からの値幅
見立てが崩れる価格まで何pipsあるかを計算します。値幅を先に固定してチャートへ当てはめるのではなく、相場上の根拠から価格を決め、その後に値幅を測る順番です。
3.許容損失額
1回の取引で失っても計画を維持できる金額を決めます。生活費や近く使うお金は含めません。連敗した場合の合計損失も考え、1回の上限だけでなく1日・1週間の上限を設定します。
4.取引数量
損切りまでの値幅と許容損失額が決まったら、数量を調整します。損切りを不自然に近づけて大きな数量を持つのではなく、チャート上の損切り位置を保てる小さい数量へ下げます。最小数量でも損失が大きいなら、その取引を見送ります。
注文前に1枚のメモへ残す
- 通貨ペアと売買方向
- エントリーを考えた理由
- 見立てが崩れる価格
- 損切りまでの値幅
- 取引数量と想定損失額
- 重要指標・週末をまたぐ可能性
- 損切り注文の有効期限
これを注文後ではなく、発注前に書きます。数十秒で書けない取引は、根拠や計算が固まっていない可能性があります。
逆指値を使うときの注意
逆指値注文は、現在より不利な価格へ到達したときに決済するため、損失管理に利用できます。ただし、指定価格での約定を保証する注文ではありません。急変、流動性低下、週明けの価格差などでは、指定した価格より不利に約定する可能性があります。
DMMFXの公式の逆指値説明でも、相場状況により約定価格が注文価格から離れる場合があると案内されています。想定損失額は目安として扱い、口座資金に余裕を持たせます。
保有中に変更してよいこと、避けたいこと
避けたい変更
- 損失を確定したくないという理由だけで損切りを遠ざける
- 根拠なく逆指値を取り消す
- 含み損のポジションへ予定外の追加注文を行う
- 損失を取り返すため数量を増やす
ルール化すれば検討できる変更
利益方向へ動いた後、相場構造の変化に合わせて損切り位置を引き上げる方法などはあります。ただし、その場の気分で変更せず、どの条件で動かすかを事前に決めます。変更前後の価格と理由も記録してください。
決済後は結果と手順を分けて評価する
損切りになった取引でも、計画どおりに数量と逆指値を管理できたなら、運用面では守れています。反対に、たまたま利益になっても、損切りを外したり数量を間違えたりした取引は改善が必要です。
- 計画した価格で注文を出したか
- 想定数量と実際の数量が一致したか
- 損切りを不利な方向へ動かさなかったか
- 約定価格が指定価格からどの程度ずれたか
- 同じ条件を再び取引するか
10〜20件ほど記録がたまったら、損切り幅だけでなく、エントリー理由ごとの結果や約定のずれを見直します。数件の結果だけでルールを頻繁に変えると、何が有効だったか分からなくなります。
取引ツールを使う前に注文方法を確認する
DMMFXには指値、逆指値、OCO、IFOなど複数の注文方法があります。名前だけで選ばず、どの注文が約定すると何が有効・取消になるかを公式ガイドで確認してください。口座を検討する段階でも、操作とリスクを理解してから申込みを判断できます。
逆指値やロスカットは損失額を保証しません。FXは相場状況により預けた証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。
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