【FX実践】“チャートが動かない日”の正しい過ごし方|無駄なエントリーをゼロにする思考法
【FX実践】“チャートが動かない日”の正しい過ごし方|無駄なエントリーをゼロにする思考法
FXを続けていると、どうしても「今日は全然動かないな…」という日があります。ローソク足がほぼ横ばいで、トレンドも出ず、エントリーポイントが見つからない。そんな日こそ、初心者が最もやってしまいがちな失敗があります。それは、“動かないなら動くまで入ってしまう”という間違った行動です。
しかし、経験者ほど動かない日は潔く「今日はやらない」と判断します。今回は、トレードが停滞する日の正しい過ごし方と、エントリーミスを防ぐ思考方法について詳しく解説します。
1. “動かない日”に無理して入るとどうなるか
動かない相場では、上下の値幅が小さいため、多少のノイズで損切りになることが多く、どんな手法でも勝つのが難しいです。また、レンジ相場でのブレイクを期待して入ると、騙しに吸い込まれやすく、ストレスばかり増えてしまいます。
特に初心者は「今日はエントリーがゼロだと負けた気がする」という気持ちが働き、無理やり理由を作ってエントリーしがちです。しかし、これはトレードではなくただのギャンブル行為です。
2. 動かない日は“観察と分析の時間”に変える
実践的におすすめなのは、エントリーしない代わりにチャート観察と分析の時間にあてることです。相場が動かない日でも、観察できるポイントはたくさんあります。
- ・どこで止まりやすいのか(支持線・抵抗線)
- ・市場の強さや勢いがない理由は何か
- ・経済発表まで動かないのかどうか
- ・トレンド転換の兆候があるのか
特に動かない日の値動きは、次に動き出した瞬間のヒントになることが多く、長く続けるほど分析力が高まります。経験者が「(動かない)今日のチャートはむしろおいしい」と言う理由がここにあります。
3. “やらない勇気”が勝率を上げる
多くの初心者が勘違いするのは、トレード回数が多いほど成長できると思ってしまうことです。実際は逆で、質の低いエントリーを積み上げても癖が悪くなるだけで、勝率は下がっていきます。
むしろ、入るべき日と入らない日を見極める力こそが上達への近道です。動かない日は相場に触る必要がありません。「やらないトレード」も戦略の一つであり、プロは普通にこれを実践しています。
4. 動き出しの“初動だけ”を狙えるようになる
動かない日は、気づかないうちにエネルギーが溜まりやすく、どこかで急に動き出すことがあります。その瞬間を狙うためには、事前に観察しておくことが非常に重要です。
- ・明確に抜けたら入る
- ・戻しを見てから入る
- ・勢いの強さを確認してから判断する
これは“待つ力”が鍛えられないと絶対にできません。動かない日を観察日にすることで、動き出した際の精度が上がり、無駄打ちせず初動だけ仕留める習慣が身につきます。
5. 今日からできる“動かない日の勝ち方”
- ・まずは観察に徹する
- ・動き出すポイントを想像してメモする
- ・エントリーは「確実な形になってから」だけにする
- ・無理に狙わない日を作る
FXはチャンスが毎日あるわけではありません。動かない日に無理して入るのは、利益を増やす行動ではなく、余計な損失を増やす行動です。チャートが動かない日は、むしろ成長するチャンスだと考えて取り組むのがおすすめです。
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