FXのプロスペクト理論とは?損大利小を取引記録で見直す方法
含み損はいつまでも待てるのに、含み益は少し出ただけで確定したくなる。FXでこの偏りが続くなら、意志の強さより、損失と利益を受け取る時の心理差を疑った方がよいかもしれません。
プロスペクト理論は、取引の必勝法ではありません。自分の判断がどこでゆがみやすいかを言葉にし、注文前のルールと取引記録へ落とすために使います。
損大利小が起きる場面を分ける
利益が出た時は「なくなる前に確定したい」、損失が出た時は「戻るまで待ちたい」と感じやすくなります。その結果、利益は小さく、損失だけが大きくなることがあります。
ただし、すべての早い利確や長い保有が悪いわけではありません。問題は、相場の根拠ではなく、含み損益を見た瞬間の感情だけで出口を変えているかどうかです。
注文前に出口を数値で残す
新規注文の前に、次の4点を書きます。
- 入る理由と、見立てが崩れる価格
- 損切りまでの値幅と想定損失額
- 利確候補の価格と、その根拠
- 保有を見直す時刻または条件
ポジションを持ってから決めると、都合のよい理由を足しやすくなります。損切りと利確を同時に管理する場合は、OCO・IFOなどの注文仕様を公式マニュアルで確認してください。
感情を消すのではなく記録する
「怖かった」「取り戻したかった」だけでは、次の改善につながりません。決済を変えた時刻、直前の価格変化、予定との差、変更理由を短く残します。
10件ほど同じ形式で記録すると、含み益が出た直後に利確を早める、連敗後に損切りを広げる、といった自分の癖が見えます。勝敗ではなく、事前ルールを守れたかを別項目にしてください。
損切りを広げる前に数量を見直す
損切りが近すぎて不安になるなら、価格だけでなく取引数量も確認します。許容できない損失額になる数量で入ると、相場分析が正しくても予定どおり保有しにくくなります。
リスク・リワード比と数量を検証する方法と、取引ノートの作り方も合わせて確認してください。
DMMFXの注文仕様を確認する
即時、指値、逆指値、OCO、IFOでは、発注後の動きが異なります。逆指値は指定価格での約定を保証するものではなく、相場状況により価格が離れる場合があります。
FXは元本や利益が保証される取引ではありません。心理的な傾向を知るだけで損失を防げるものでもありません。
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