FXに専用回線は必要?家庭用回線・別回線・VPSの判断基準
個人でFXをするために「専用回線」まで用意すべきか。結論を急ぐ前に、その言葉が何を指しているのかを分ける必要があります。家庭用の光回線を取引専用に使う話と、法人向けの帯域保証型サービス、VPSは別物です。 多くの個人にとって、最初から高価な契約を増やす必要はありません。現在の環境で起きている問題を測り、取引方法に対して不足がある場合だけ次の選択肢を検討します。 「専用回線」という言葉を3つに分ける 一つ目は、家族の動画やゲームと分けるため、家庭用回線を取引用として別契約する方法。二つ目は、帯域や品質条件を定めた法人向けネットワークサービス。三つ目は、インターネット上のサーバーを借りて自動売買ソフトなどを稼働させるVPSです。 VPSは自宅回線そのものを専用化するサービスではありません。手元の端末からVPSへ接続する通信も必要です。何を解決したいのかが曖昧なまま契約すると、費用だけ増えるおそれがあります。 通常の裁量取引なら家庭用回線から確認する スマホやPCでチャートを見て手動注文する取引では、一般的な家庭用回線で支障なく利用できる場合が多いでしょう。ただし、実際の安定性は建物、配線、プロバイダーの混雑、ルーター、Wi-Fi、端末によって変わります。 普段取引する時間にPing値、ジッター、パケット損失、瞬断を記録し、有線LANでも同じ症状が出るか確かめます。下り速度が大きいだけで注文の結果が良くなるわけではありません。比較項目は FX用回線を選ぶ7つの軸 にまとめています。 別回線を考える前に行うこと ルーターの設置場所、再起動、ファームウェアを確認する 同時に動く動画、ゲーム、クラウド同期を止めて比較する Wi-Fiと有線LAN、別端末で同じ症状が出るか測る 取引会社と回線事業者の障害情報を確認する スマホのテザリングを予備接続として試しておく ここまで行っても、家族の大量通信と取引時間が重なり、帯域制御でも改善しないなら、契約分離を検討する理由になります。別回線を増やす場合は、同じ設備障害で両方止まらないかも確認します。 VPSが検討対象になる場面 対応する取引環境で自動売買ソフトを長時間動かし、自宅PCの停止や再起動を避けたい場合、VPSが候補になります。選ぶ項目はCPUやメ...